臨床心理士が国家資格になる日は近いのでしょうか...

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質問

臨床心理士が国家資格になる日は近いのでしょうか?
また民間資格だから、国家資格よりも給料や地位が下がるのでしょうか?
無知で申し訳ございません。

回答

臨床心理士の国家資格化などは検討されていません。
現行の民間資格とは別に、心理業務を行う国家資格というものを創設するかどうかについての検討がなされています。
今の臨床心理士の待遇が、一般的に悪いのは民間資格であるからではありません。
例えばMBAも民間資格ですが、出身ビジネススクールによっては、国家資格以上に高待遇が得られます。
待遇の善し悪しというのは、その人材が企業、社会等に求められているか否かによって変わってくるものです。
言いかえれば、今の臨床心理士は社会に求められていないから、待遇が低いのです。
何故、臨床心理士は社会に求められないのか?
大きく分けて2つの原因があります。
1:そもそも日本において相談業務の需要が少ない欧米で一般的に用いられているカウンセリングは、コーチングが主です。
積極的にカウンセリングを自己啓発に用いることが文化上受け要られているためです。
このコーチングは日本人の風土に合わず、広まっていません。
日本で言うカウンセリングは、セラピーという意味合いで用いられます。
正直な話、カウンセリングがセラピーに適しているケースはあまり多くありません。
また、日本は社会保障が充実しています。
保健所等でタダの健康相談を受けていますし、医療機関に行けば、精神科医が安価に治療を行っています。
金を払ってまで、よくわからない存在に相談をしようという日本人はほとんどいないのです。
よって企業や医療機関は需要なく、必要性の薄い存在である心理士を積極的に雇用しません。
特に雇うメリットがないからです。
雇用しても、安価な非常勤であることが一杯です。
唯一公的期間は心理士を雇うことがありますが、これは需要は少ないが、責任を押し付ける相手に格好だから、赤字を垂れ流して雇っていると言えるでしょう。
2:臨床心理士の資格レベルが低すぎて信用が皆無である臨床心理士はごく一部を除き、簡単に入れる大学院で数年過ごして、非常に簡単なテストを通れば、何の臨床経験も積むこともなく、すぐに名乗れるばら撒き資格です。
大量の臨床心理士が世間に溢れており実力皆無であることがほとんどとなっているため、企業や医療機関等から、あまりにも信用がなく、逆に多少なりとも実力を持っている心理士を含め、心理士全体の価値を著しく落としているのが現状でしょう。
心理職の国家資格ができ、そのことによって、その資格を取った人間が、臨床心理士より良い待遇を得るか否か?
新しくできる国家資格が、今までの臨床心理士をベースに作られるのであれば、それ何の意味も持ちません。
もともと信用されていないものを、ただ国家資格として名前を変えただけで信用されるほど、甘いものではないからです。
(そもそも世間一般の人間のほとんどは、現行の臨床心理士が民間資格であるか、国家資格であるか知らない事のほうが多いでしょう)臨床経験や医療機関での研修を必須にし、競争率も今の10数倍程度にし、精鋭化した場合、初めて国家資格化による地位の向上が望まれるかもしれません。
はたしてそれができるかどうかによるのではないでしょうか?

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質問日時2012-05-18T12:49:49+09:00


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